まばたきをするまで

アイドルに恋したバンギャの記録 / twitter: @_m_i_u___

母と暮せばライブビューイングに行ってきた

二宮さんのテンションあげたいなら相葉雅紀を呼べばいいんですよ!はやく!はやく相葉さんに電話を!はやく電話して夜会さん!

にのあいクラスタの皆様はきっと夜会の予告を見て同じことを思ったとわたしは信じてます。
先日自担大賞を書いたところなのにまだまだ油断ならない。2015年はまだ約2週間ある。
こないだのVS嵐では全力でてへぺろ♡してたし。もうやだ。
 
さて、母と暮せばの公開初日、舞台挨拶のライブビューイングのチケットが取れたのでいってきました。
 
チケット取れた驚きに何度もメールを見直し、涙ぐみ、挙げ句の果てにはMUSICを聴いて涙ぐみ、何着て行こうか悩む始末。
なんだこれ。恋か。
何事もはまりたては楽しいね。
 
レポなんて立派なものを書ける記憶力と文章力は持ち合わせていないので、覚えていること、感じたことをそのまま書きます。
 

ライブビューイング

二宮さんへの質問
「長崎弁で印象に残ってる台詞はありますか」
(.゚ー゚)まちこがね。諸事情で。
 
諸事情って、ツアーレポで見たMCで相葉さんがものまねするって話ですよね…?
劇場内ざわっとしましたからね。
震源地東京で大阪までその揺れは届いたよ。全大阪ステーションシティシネマが震撼だよ。
 
ちなみに、先日関西ローカル番組キャストでも相葉さんのお話をされてました葉担トップ。
 

感想

ずっとやさしくてずっとかわいくて、ずっとずっと見ていたくなる息子と母親の会話。
そこに流れる美しくやさしい音楽。
なのに、ずっとずっと悲しい。
現実でもなければ永遠ではない。
それを最後の最後に突きつけられて終わる。
 
浩二は、おしゃべりでやさしくて医者になる夢をしっかり持ってて。
かわいいけどちゃんと男の子らしい面もあって。
 
お母さんは、あたたかくてやさしくて大事なものを守るための強さをしっかり持ってて。
 
お母さんは息子が大好きでかわいくて仕方なくて、その愛情をうけて素直にまっすぐ育った息子もお母さんが大好きで。
吉永小百合さんと二宮さんはすごく自然に親子に見えて、ふたりの演技によるものだと思うけどふたりがもつもともとの空気感によるところも大きいんだろうな。
 
町子に対しても同じ。
浩二は町子が大好きですごく大切に愛していたのがすごく伝わってくる。
甘酸っぱくて見てるこっちが恥ずかしくなるような恋。
映画館で実際見てもあまりにしっくり馴染んでるもんだからふたりが年齢差なく見える。8歳差…。
 
見ていて時々、これが悲しい話だということを忘れかけるくらい微笑ましい。
あたたかい気持ちでときどきくすっと笑わされながらも、ずっと涙目で見てた。
 
「死んだ証拠がなにもない」「別れの心構えの時間もなかった」という話。
当たり前なんだけどこのふたつがないと受け入れられないということを改めて感じた。
それでも未来に向かって進まなければいけないと辛いながらも浩二を諦め進むことを選んだ町子。
逆に諦めると言いながらも、浩二が言うからと闇物資を買うことをやめるお母さん。
このへんからお母さんの生きることへの気持ちが弱くなっていったように感じる。
そして最後につながっていく。
 
最後、浩二がもう出て来れないことを告げるシーンからは、申し訳ないけどちょっとおいてきぼりくらったというか…
えっ息子は亡霊ではなくて死神だった的な??
えっなんかすごく黄泉の世界??
なんていうか、演出が宗教的というか、正直わたしは苦手だった。
これは好みの問題なのだろうけど。
それまで引き込まれてた世界から急に現実に戻らされた感じ。
演出はものすごいファンタジーだけど。
 
仮に、町子が結婚してこども産んでそれをお母さんが取り上げて終わるのがわたしの一番理想の終わり方だったのかな、と。
せっかく助産婦って設定だったわけだし。
ただ、どんな終わり方をしてもこの話は悲劇でしかないんだろうな。
 
パンフレットや山田洋次監督のインタビューを読んだらまた思うことが変わるのかもしれない。
でも、たまたまわたしがいま二宮さんに興味をもって雑誌やパンフレットを買っていて、知ろうと思うけど
ただなんとなく見たひと(題材的になかなかいないだろうけど)はそんなことしないだろうし、わたしならしない。
そう考えるとなんか少し残念というか。
少なくともいまは前者のわたしは改めて監督が伝えたかったこと、演出に込めた思い、意味を知ろうと足掻いてみます。
 
もしも浩二が生きていたらずっと三人はしあわせに暮らしていたかもしれない。暮らしていただろう。
もしも生きていたらこんなあたたかくてかわいい話なかなかない。
そのもしもを一瞬に消し去った原爆、その発端となった戦争を二度と繰り返さぬよう。
日々のなにげないしあわせを大切に生きよう。
いろいろ書いたけど、 そう思わせてくれる映画でした。
 
 
 
鑑賞後、ともだちに感想(まわりむっちゃ泣いてるのに泣かなかった、死神設定など)を話したら
「それあんたが性格歪んでるからちゃう?」
と。……否定できない。
わたしだって劇場で泣きたかった。(自宅で予告編見てフライングで泣いたし帰宅後HDD整理しながら泣いたのに)